あたしはシオリ!?って思って振り返ったら、そこに居たのは、シオリの2歳年上のお姉ちゃんのマミちゃんだった。マミちゃんはあたしの顔を見るなり、頬をぶった。何が起こったかわかんなかった。そして 次に出た言葉であたしは固まってしまった。マミちゃんはあたしに『あんた、シオリの親友のフリして、シオリの彼氏取ったんだって!最低だね。あんたのせいでシオリは手首切って自殺しようとしたんだ!見つけたのがあたしだったから良かったものの、あんたどの面さげてウチに来たんだよ!もう ウチには来んな!今度来たら、あたしあんたに何するかわからないからね!わかった!』って言うとスタスタと家に戻って行った。シオリにバレてた…。おまけに自殺未遂なんて…。あたしはただ茫然としたまま、しばらくその場所を離れられなかった。