キヨシとあたしはきっと周りが羨むぐらいラブラブだった。2人で居る時はめっちゃ幸せで、何回もお互いの気持ちを確かめるかのように体を重ねた。でも幸せな時間はそう長く続かなかった。いきなりキヨシからの連絡が途絶えた。いつも連絡はキヨシまかせで、あたしはキヨシの電話番号さえしらなかった。それに溜まり場に行ってもキヨシの姿はなかった。周りの子達に聞いたけど、誰もキヨシの居場所を知らなかった。それにシオリも、もう1週間以上学校に来てない。あたしをダブルの不安が襲った。途方にくれたあたしはいつもキヨシと待ち合わせをしてた場所に1人で行って、縁石に座ってた。もう だいぶん寒くなってきたなぁ。寂しさのせいかやたらと今日は寒さが身にしみた。そしてもしかしたらキヨシが来てくれるかも?という期待をして、何時間たっただろう丸まってずっと待ってた。