そしてマヤさんのお母さんの店が開くまで、キヨシとあたしはマヤさんの家に居た。マヤさんは学校に行かずに夜になると、お母さんのお店の手伝いをして、普段はこの家で1人で暮らしてるらしい。だからいつでも遊びにおいでって言ってもらえて嬉しかった。そして今日も家の近所までキヨシに送ってもらって、キスをして、今度逢う日を約束したらキヨシは帰っていった。家につくと帰りが遅いと今日も怒られて、蹴られた。でも全然平気だった。だってあたしにはキヨシが居るし、マヤさんとも仲良くなれたし、1人じゃないもんって思えたから。あたしはキヨシを好きになり始めてた。生まれて初めて異性を好きかも?って思って、ずっと一緒に居れたら幸せだなと思った。あたしの初恋?すごい急展開だったけど、今はすごい幸せ。でも この事は絶対シオリにバレたくなかった。バレたら一番の親友を無くすかも。あたしはそれぐらいの事をしている。でもバレない事を祈るしかなかった。でも神様はちゃんと見てるんだね。あたしはまだこの時自分に起こる出来事を全然予想もしてなかった。