次の日 顔に残る青あざに湿布とガーゼを貼り付けて、学校に行った。クラスの子達は『どうしたの~』って心配なんてしてないくせに興味本位に聞いてくる。『あぁ コレ?転んでぶつけたの』あたしは軽く答えた。そしてシオリがやってきた。シオリはあたしの顔を見て、もうわかったんだろうねシオリん家もきっと昨日学校から電話かかって、怒られただろうから。シオリは『大丈夫?』って本当に心配な顔をしてくれた。『ありがとっ!大丈夫!』って笑って見せた。そしてその日の放課後。話した事もない他のクラスの男子に呼ばれ、小さなメモを渡された。それには…《今日 前に待ち合わせた場所で待ってるから学校終わったら来いよ! キヨ》 って書いてあった。キヨシにはいっつもびっくりさせられる。あたしは教室に戻ると今日 『親から用事頼まれてたの、忘れてたぁ~。ごめん先帰るねっ』って教室であたしを待ってたシオリに嘘ついて、キヨシとの待ち合わせ場所に急いだ。