あたしって最低だ。なんにも知らないシオリにキヨシに対する暴言を吐いて、励ました。シオリは自分を励ますあたしに『ありがとうっ!惠は最高の友達だっ』って言って、あたしを抱きしめた。そしてあたしは心の中で呟いた。ごめんシオリ。本当のあたしは最低の友達なんだよ。って。その日は1日学校サボって、シオリの家に行って、くだらない話をしてお菓子食べて2人でダラダラ過ごした。気付いたら、もう夕方だったから、あたしは家に帰った。そして家に帰ったあたしを待っていたのは、学校からサボった事を電話でお母さんが聞き、それを伝えられた父だった。父は何か怒鳴り声をあげ怒っている。そしていつも通りあたしを殴り蹴り続けた。あたしはいつも抵抗しない。それはあたしが悪い子だから、特に昨日からのあたしはもっと悪いヤツになってしまったから、罰を受けなきゃいけないんだ。痛みだけで自分がおかした罪が償えるなら、全然かまわなかった。