ある日母は躾と言って、あたしを掃除に使うはたきの杖の部分で背中を何回も叩きつけた。その結果あたしの背中には立派なミミズ腫れが何ヶ所もできた。そして幼稚園の着替えの時に先生に背中を見られて、こう聞かれた『痛い事されてるんじゃないの?』って、でもあたしは子供ながらに『これは躾なの、あたしがとても悪いことしたから、怒られたの、だからしょうがないの』って、そう言ったら、先生はそれ以上なにも言わなかった。