シャワーを浴びて出て来たあたしをタモツさんはベッドに押し倒した。そして荒々しくあたしの体に舌を這わした。あたしはずっと目を閉じてた。そしたら『目開けろや』『客にそう言われたら目も開かなあかん。』『おまえ出来るか?』ってタモツさんは聞いてきた。あたしはその問いに答えるかのように目を開けタモツさんを見た。もうどうでもよかった。あの日抵抗するのを諦めた時と同じで、どうでもよかった。ヤルだけでお金になるなら何でもする。1度汚れた体はずっと汚れてる。誰に抱かれようと、もう汚れてるんだ。タモツさんはあたしの覚悟をわかってくれたみたいだった。そして客の扱い方を教えてくれて、あたしはその日タモツさんに抱かれた。そして行為が終わった後に3万円くれた。一回3万円が相場らしいが、客によって相場は変わるから、まずは客に気に入られるようにしろとも教えて、もらった。