シオリの家に着き、チャイムを鳴らそうとしたら、ドアが開いて、シオリが出てきた。『何で来たのわかったの!?』って聞いたら『2階の窓から見てたからっ』て答えた。『お邪魔しまーす』って言ってシオリの部屋に行ったら、シオリが『タイジと別れた』って言ってきた。『おまけに病気移された。性病、クラミジア』って言った。『マジで!』『マジでぇ、産婦人科行くのに親に言わなきゃいけなかったし、最低ーだった。初エッチで性病ってどー思う。もう最悪だよ。なんで、あんなヤツ好きになったんだろ。あーぁ』って言って溜め息をついた。そうだったんだぁ。『大変だったね』そうしか言えなかった。『それより リョウくんとはどーなってるの?』って聞かれたから、『別に普通に仲良しです』って答えた。シオリはあの事を知らない。だからエッチしようとしたら、体が震えて拒否する形になったなんて口がさけても言えなかった。