リョウくんは髪の毛は金髪でツンツンに立てられてて、メガネをかけてた。それにバンドでギターを弾いていると言ってた。あたしはあんまり音楽に興味なかったけど、ギター弾けるなんてカッコいいなぁって思った。そしたら次は映画の話になって、その時流行ってた『ゴースト』ってゆうラブストーリーの話になった。『あたしも観たいんだけど、家の近所にレンタル屋さんがないから観れないんだぁ』って言ったら『オレ ビデオ買って持ってるから、今度家に観に来ない?』って誘われた。けど、あたしは簡単に返事しなかった。そしたらリョウくんは『気が変わったら、連絡頂戴!』ってメモに電話番号書いて渡してくれた。あたしはメモをバッグにしまって、リョウくんとずっとしゃべってた。シオリはいつの間にか寝てしまってた。話が楽し過ぎて、時間を忘れてたらもう夜の19時だった。あたしは慌ててシオリを起こして、帰らなきゃいけないって言ったら、丸山くんとリョウくんは一番近い駅まで、原付で送ってくれた。あたしはリョウくんに『ありがとぉ』って言ったらリョウくんは『またな!』って言って走り出した。