アリサはあたしが予想していたのを上回るくらい綺麗で化粧をしているせいか、凄く大人っぽかった。あたしはマヤさんに化粧してもらってたから、自分ではした事なかったから、アリサと歩くのが、恥ずかかった。アリサもシオリとはしゃべるけど、あたしとはあんまりしゃべってくれなかった。そしてアリサと向かった先は一軒のマンションだった。マンションのエレベーターで6階で降りて向かった部屋には、《丸山》って表札。ピンポーンって押すと、ドアが開いて中から色黒の茶髪の男が出てきた。その男が丸山くん。アリサの彼氏だった。『いらっしゃーい!中入って』って通された部屋はマンションなのに広かった。そしてリビングの真ん中でテレビを見て居る男がリョウくん。後にあたしの彼氏になる人だった。