-理事長室前-

コンコンッ

「失礼します。理事長、ねえちゃん連れてきました。」

「おっ!空哉じゃねぇか!!…………なんか見たことあんな。………あ、お前、龍嬢だろ?」

「そうっすよ」

ちょっと。

「空哉、なんでこの人あたしが龍嬢だって知ってんの?しかも何普通にいっちゃってんの?」

おかしいでしょ。

龍雅の幹部以上は全員顔はチーム内でしか知らされていないはず。

しかも今は茶髪のウィッグだって被ってるしカラコンだってしてる。

「なぜわかった。」


「…オーラだよ。お前は覚えていないかもしれないが一度だけ会ったことがある。」





ま、1人くらい知ってもらってたほうがいいか。