「おはよ～、里菜」
私はいつものように、教室のドアをガラガラと開けた。
そして、親友の里菜の席へ直行！

「おはよ、千夏」
里菜は少し大人しめな子なんだけど、気が合う。
「昨日のあのテレビ見たぁ？」私がだいたい話を振る。
「見たよ？面白かった」
そんなたわいもない話を二人でしていた。

そこに、ガラガラと先生が入ってくる。
「ほらー、座れー！転校生を紹介するぞー」は？転校生～？
こんな時期に転校生だなんて、珍しい…
入ってきた転校生に、女子が黄色い声をあげた。

「こらー静かにー」先生が怒鳴っても、女子は大盛り上がり。
そんなに、かっこいいかな…

ん？なんか見たことあるような…

私は突然頭痛がしてきた。
「ぅ…」