そしたらいじめはもっと酷くなった。

「高峰さん、いやな顔しないからこれじゃ物足りないかなぁ」

「・・・なにが?」

「もっとしてほしいかって聞いてるんですけどぉ」
「いやだ・・・っていってもやめないでしょアンタ達」
「なにそれっ!ちょっと廊下に来てよ」
「今は無理」
「なんで?」
「読書してるの。邪魔しないで」

「ムカツク・・・あんたムカツク」
「勝手にすれば?」

「私が廊下に来てっていってるんだから素直にくればいいんだよっ」

そして高峰さんは藤山さん・・・いや、里絵にひっぱられて廊下に出た。