「多分、ソーなんじゃないかな?」

どっちつかずの受け答え。
彼女達には
それで満足だったようで
(男子は分かりやすく肩を落としたが)
また、別の人に
質問の嵐を降らせる。

「・・・乃愛。」

「は~い?」

「彼氏ってどんな人?」

「う~ん、
 動物にたとえると~・・・」

「じゃなくて!
 顔は?」

「鷹凪センセーのコピー。」

まじで?

「てことは、
 あの鳥の巣頭に
 長身のひょろひょろ?」

酷いいいようだ。
乃愛には納得いかなかった様で

「違うもん!
 じゃぁ・・・放課後紹介する!」