「今日、どこ行く~?」

「カラオケ行こうぜ。」

「異論なし。」

「…私も。」

はて、カップルで
テンションの差が
激しい気がする。

ガンバロー。

近くにある、
カラオケ店に足を進める。
このあたりに新しくできた
大型カラオケ店…らしい。
部屋番号を告げられ、
那月についてゆく。

「志祐梨、大丈夫か?」

「…なんとか。」

何かを察してくれたようで、
気をかけてくれる。