「勝手にやられたんじゃねぇか」


「何だと!?」


後ろに並んでいた子分が飛びかかって来ようとする


男はそれを手で制し、話を続けた


「お前、弱い者には手を出さねぇらしいじゃねぇか。ということは、俺らも少しは強いって認めてもらえたってことかな?」


「いや、お前らはよえーよ?ただ、たとえ弱いとしても、守るべきものがある時には私は闘う。今はこいつらを守るために闘う」