急にごめんね・・・。あたし、あの雨の日に

修二と出逢ってから今まで過ごしてた日々が少しずつ

変わってきたの。元彼のことなんかもうとっくに

忘れてるし・・。あの時、修二が声掛けてくれたから

今のあたしがいるんだよね・・。」

「郁美・・・。」

「だから、あたしから言う・・ね。・・修二が

大好きです。今日からちゃんとあたしと付き合って下

さい。・・あなたのそばにずっと居させて下さい。」

郁美からの告白を受けた修二・・。

今までは、自分から言っていたから逆に女の子から

言われたのが初めてで戸惑いを隠せなかった。

すると・・・。

「ああ。俺も郁美が大好きだ。もう、離さない・・・。だから、ずっと俺の傍にいてくれ・・。」

「修二・・・。ありがとう・・・。」

少し涙目になってる郁美・・。

そんな郁美を思い切り抱きしめた修二。

「修二?・・苦しいよ・・。どうしたの?」

「・・・。」

でも、やっぱり修二の頭の中は、昨日の事が頭から

離れず、郁美に聞いてしまった。

博が今朝言った言葉さえ忘れていた・・。