そして、そんなドキドキが治まらないまま、あたしは、彼の家に行った・・。

正直なんで自分がこの人といるのかでさえ、あまり自覚がないと言うか・・・。
良く分からないけど、でも、嫌じゃないんだ・・。

むしろどこかで安心してる自分がいた・・・。

「さ、どうぞ・・。」

「あ、ありがとうございます。お邪魔します・・。」

「そんなに畏まらなくていいよ。俺も緊張するし・・。」

「でも・・。あ、名前教えてもらえませんか?
あたしは、郁美と言います。」

「俺は、修二です。好きなように読んで良いから・・。・・俺は、郁美って呼んでいいかな?」

『郁美』って、呼び捨て?(///)

「あ、はい。あたしは別に・・。」

「そっか!なら良かった。それから敬語なしね。」

「あ、はい。じゃなくて・・。うん!」

「よく出来ました!(^^)」

そう言いながらは、修二は、郁美の頭を撫でた。
この反応に郁美もドキドキして修二の顔が見れなくて
戸惑っていた・・。

「・・・(///)」

「あ、とりあえず、これ、俺の服だけど着てくれ。風邪引くからお風呂入って来なよ。」

「う、うん・・。じゃあ、お言葉に甘えてお風呂借ります・・。」

「どうぞ!何かあったら呼んでな!」

「う、うん・・。」

敬語かタメ語か半々に入り混じりながらも話している郁美。
修二も気さくな感じにしてるけど、実は、本人が一番緊張してるのです!!

《修二視点・・。》

郁美か・・・。何か、何気に色っぽいからすっげえドキドキしてる・・。あんな綺麗な子が彼氏に振られるなんてな・・・。俺も、何で彼女に声掛けたかよく分からないけど・・。
でも、俺郁美の事知りたい自分がいる。
全くの初対面だけど、彼女の事もっともっと知りたい・・。