「そうか・・・。」

「色々あったんだね・・。ゆっくりでもいいんじゃない?佐野君急いでないんでしょ?」

「うん・・。でも、あまり長く待たせるわけにはいかないでしょ・・。」

「そうだけど、これからは陽子がどうしたいかだから・・。そのあたりじっくり考えてみたら?
佐野君は、恋人になりたいって言ってるの?」

「最初はね。でも、どうしても駄目なら友達からで良いって・・。誰に何言われても自分の事好きだって言うしさ・・。」

「そうなんだ・・。でも、嬉しい事だよ。」

「ああ。あいつは、幾ら女に優しくてもどうでも良い子じゃ言わないからな。ちゃんと人見て選んでるからさ・・。雰囲気的にも陽子と感じが似てるしな。」

「修二・・・。」

「焦らなくていいから自分の気持ちが固まったら友達から始めてみろよ。な?それからでも遅くないだろ?」

「うん・・。ありがと・・。少し気が楽になった・・。あたし、今回の飲み会2人が上手くいく事しか願ってなかったし、まさか自分が告られるなんて思ってもなかったからさ・・。」

「そういうもんかもね。」

「意外と身近な奴を好きになるかもしれないな(笑)」

「ホント、そうかもね・・。」

陽子の恋愛事情を聞いた修二と郁美。

おかげで陽子も少しリラックッスが出来たんだと思い

3人は楽しい1日を過ごした・・。