残るは、陽子と博のみ・・・。

「陽子、帰ろう。もう、遅いからさ・・。」

優しく微笑む博・・・。

そんな博の顔を見て陽子は、何だか調子狂ってしまった・・・。(^^;)

「ねえ、何であたしに構うの?」

「何でって・・。陽子が好きだから・・。」

だからさ・・(--;)違うよ!!

「今日初めて会ったのに何ですぐ好きになれるの?」

「だって、好きだから仕方ないじゃない?人間だし・・。」

「そうだけど・・。だからってあたしじゃなくても他に可愛い子沢山いるでしょ?」

「いるけど、自分が好みの子いないから・・。」

「そうなの?じゃあこれからゆっくり探したら?」

「いいよ。もう、目の前にいるし・・。」

おいおい・・(><;)

もう!男は、めんどいよ!!

「はいはい・・。じゃあ好きにして。あたしは相手にしないから・・。」

そう陽子が言って博の前を歩くと、博は、陽子の手を掴んだ。真剣な目をしていた・・。

「待てよ!!」

「な、何・・?離して。痛いから・・。」

「そんなに俺の事嫌い?」

「嫌いとか好きとかじゃなくてあたしは、今恋愛する気ないって言ってるでしょ?」

「じゃあ、誰となら恋愛するの?」

「・・・。」

「俺、誰に何言われようと陽子の事好きだから。ずっと離さないから・・・。」

「佐野君・・・。」

「行こう。終電乗り過ごすよ。」

「う、うん・・・。」

博は、陽子の手を繋いで電車に乗った。

博にあまりにも真剣な目で見つめられた。

さすがに何も言えずドキドキしていた自分がいた・・。

その頃、彩子はイケ面4人に囲まれて平和に帰って行きました。
その後の恋愛事情は、後程(笑)