華織は激怒し、カッターを手に取り、私目掛けて走った。

グサッっという音が聞こえ、私の左腕からは血が流れていた。

これで終わる。

ようやく。

私は後ろによろけた。

そして私は…

「きゃぁー!!!」

空に舞った。

その数秒後、ドンッという鈍い音が近くで聞こえた気がした…。


母、気づいただろうか?

私の部屋にある手紙を。


人間は愚かだった。

1人では生きていけない。

私がその愚かものの1人だ。

そのことに気づかないときっと先は私のように闇に包まれる。

私の死で一体何人の人がそのことに気づいただろう。

これを見て少しでもそういう人が減ることを祈っています。

そう書かれた手紙を…。