「おはよう!」
私は何時も通り起きて朝食を食べていた。
「あんた今日はどうするの?」
「もちろん、学校に行くよ。」
そう言ったときの、母の喜びに満ちた顔は絶対に忘れない…。
「じゃあ行ってきます!」
準備が整った私は元気よく家から飛び出した。
学校に着くと、私に集まる視線。「なんでいるの?」そう言っているようだった。
私はそんな視線を感じながら、ある場所に行ったあと、教室へと向かった。
「おはよー!」
そう元気よく行って入ってきた私にクラスメートは注目していた。
「なんでまた来てんの?」
そう近づいて来たのは華織だった。
「私が学校へ来ようと来まいと、私の自由でしょ?」
そう言って私はさつきに近づいた。
「ねぇさつき。私のこと嫌い…?」
そう聞いたが、さつきは黙ったままだった。
「ねぇ。」
催促するように私が言うと、さつきは静かに言った。
"嫌い"と。
「あんたの居場所はないって言ったわよね?」
そう言いながら私に近づいて来た百合絵に私は笑顔で答えた。
「そうみたいだね。」