次の日もその次の日も休むことの無いいじめ。
さつき達がいることと、いじめの内容がかわらないことが救いだった。
最近わかったことがある。
主犯は同じクラスの石倉菜子。
彼女とはあまり面識はなく、私の印象としては、明るくて、自分の思っていることをバンバン言う人だ。
が、口が悪く、嫌いな人はとことん嫌う。
そんな性格だ。
それが私から見た彼女の印象だった、そして、私が彼女に嫌われた理由が、「誰にでもいい人ぶっていてウザい。」だそうだ。
本人が言っているのを聞いたから間違いはないだろう。
結果、心の中では私の事をあまりよく思っていない男女が集まってしまい、いじめがスタートしたみたいだ。
災難なことに、その人達はクラスの中心にいるような人達で、その人達に立ち向かう勇気がなく、いじめを止められないのだということを私は感じた。
私は、いじめが始まったのは、“私が気づかないうちに人を傷つけてしまったからなのかもしれない。それならいじめている人ばかりが悪いわけではないのかもしれない。”と思っていた。
“もしそうだったのなら、いじめが自然に終わるまで堪えよう。”と思っていたが、彼女の理由からして、私は八つ当たりをされているようなものだった。
それが悔しくてたまらなかった。
自分の気持ちを悪いやり方で表に出してしまったが故に傷ついている人がいるというのに、彼女達は笑い、蔑む。
他の人達も同じように憐れみ、無視をしている。
“なんでそんなことができるの?この人達には感情が欠落しているの?”と思うほどに酷かった。
私は、苦しみ、この人達に怒り、自分の人生を呪った。
“いつまで堪えればいいのか…。何時になればこの狂った遊びは終わるのか…。”
それすら誰にもわからなかった。