「もー!華織!そういうのは心の内にとどめておいてよ!」
そういう私を見て3人は笑った。
私もまた3人と同じように笑った。
そんな日常が私は楽しくてたまらなかった。
「明日さぁ。遊ぼー?」
突然そう言いだした華織。
華織と百合絵は高校に入って初めてできた友達だった。
だから、華織たちの性格はある程度、知っていたが、やっぱり人間の性格はそう簡単には変わらないみたいだ。
華織は突然何かを言い出すし、百合絵はリーダーシップが強い。
さつきに関しては、小学校の頃からずっと人付き合いが苦手だった。
だから、華織の突然の発言には馴れてしまった。
私たちは"ok"というサインをだし、「どこに行く?」という話をしようとしていると、扉が開いて先生が入ってきたため話は中断。
昼休みに持ち込みになった。
3人はおとなしく席に着いた。
そして、HRが始まった。