「俺もいいか?」

「あぁ」


俺の狙い通り、修矢も同じテーブルについた。

周りの女どもの目がギラギラし始める。

まぁ、修矢も見た目はイケメンだしな。

俺が隣りの女の肩に手を回し、耳元で…


「俺と修矢のどっちがいい?」

「えぇ~、私はぁ~……」


女は俺の耳元に小声で答えようとした

その瞬間―――!!


和成と杏花がやって来た。

杏花は俺を見て固まっている。

そりゃあ、そうだよな…。

久しぶりに見た旦那がバーで、お色気ムンムンの女とイチャついてたら、

そりゃあ……固まるわな……。


けれど、ここで動揺したら元も子も無い。

俺は心を鬼にして話し掛けた。


「おぉ、来たか。杏花ちゃん、久しぶり。元気だった?」

「えっ?……はい。要さんもお元気そうで」


俺が爽やかに挨拶すると、少し驚きながらも、何とか答える杏花。

久しぶりの杏花に思わず目が泳いでしまいそうだ。


すると、