次の日、私は授業を途中で抜け出してお葬式に出席した。 友達のお母さんの車で送ってもらっているとき、私はなぜか震えがとまらなかった。 お葬式のところについてすぐ目に入ったのは、谷口の遺影だった…。 写真のなかの谷口は、大好きなカープ帽をかぶって、とっても笑っていた。 私はその写真を見た瞬間、なぜか涙が溢れ出してとまらなかった。 あぁ本当に谷口は死んでしまったんだ…