この世界の異変や歴史に謎と疑問を抱えつつ、マイをガーデット帝国に送り届ける任務のため、イサとエーテルは歩みを進めたのだった。 それぞれの思惑を胸に……。 そして、テグレンもまた、誰にも言えないひとつの気がかりを胸に秘めて……。 夜がきて、朝がくる。 数ヶ月の間は、襲撃されたり見知らぬ敵に遭遇することもなく、平穏な旅の日々が続いていた。