──そうだよね、芹那ここから家遠いし…。


「えっ?!だって菜緒と同じ高校に通うんだもんっ♪」


しかも、同じ制服きてるぢゃーんって笑う芹那……。


へぇ……そうなんだぁ…

って、

「…っ、えぇっ???!」



一緒の高校…なんだ!!!

びっくりした!


「…ぇ!ねえ!」


───んっ??

「もぅ…菜緒ったら。早くしないと遅刻だょぉ!」



といって、芹那は走って行ってしまった…。


「ま、待ってっ!!!芹那!」


あたしも急いで駆け出した──。