「無理だよ。菫がいたら、菫しか見えない…」

と今度は大切そうに腕の中の菫に目を向ける

(もぉ、なんなのこの人の溺愛っぷりは!?)
とそんな想を見て早奈は、心の中でつっこむ。

「うん…」

と2人の会話している間に想の腕の中で眠っていた、菫の起きそうな声がして、想は慌てて菫を抱いている手でポンポンとたたいてやる
すると、菫はまた眠りえと落ちていった