「…あ!!学校!!!」





千嘉に言われて気づいた。





「学校…ぐすっ…わすれてた」






泣きながらだから、何を言ってるかわからない。






「がっ、こう…??」






平助君が聞いてきた。





「う~ん…昔で言う寺子屋かな?」






「あぁ!学習すんのか!」





「うん…千嘉、ハンカチ洗って返すねっ」





「いいよ、別に」





「でも…」





「いいから…ねっ?」




「うん…ありがとっ」