「では、全て拝見させていただく」
「どうぞ」
私はお湯が沸けたのを確認すると、急須と湯飲みを食器棚から取り出して準備してると・・・
「なんか、手伝う事とかあるか?」
横から土方さんが聞いてきた。
気遣ってくれてるのかな?
「私なら大丈夫ですよ。土方さん達はあくまで来客者なので、手伝わせるなんて・・・」
「そうか・・・、なんかあった手伝うから、な
でも言ってくれ」
土方さんってこんなに言葉で気を遣ってくれる人だったっけ?
でも、土方さんの言葉は、素直に嬉しかった。
そんな気持ちを抱きながら、私はみんなにお茶を淹れた。