「まぁ、出ちゃうのは仕方ないよね」
やっと笑いがおさまった沖田さんが苦笑いしながら言った。
「そうですね。あ、早くこれ持って行きましょう!斉藤さんが待ってますから」
若干荷物の存在を忘れていた。
「あ、忘れてた。早く行かないと一君に怒られちゃうし、もしかしたら土方さんの雷が落ちちゃうから・・・行こう」
そう言うと沖田さんは立ち上がり、扉の前まで行き
「京子ちゃん、開けてもらえる?」
「あ、はい」
扉を開けると沖田さんに続き原田さんも出て
―――
「お待たせしました、これが全部の教材になります」
斉藤さんに前に教材を全部置き
「すまない、手間をかけさせてしまったな」
「いえ、大丈夫なので気にしないで下さい」