帰宅部の私は放課後はとても暇であった。


なので.....


「ない。」


私は川瀬くんの本探しに付き合うことにした。

川瀬くんが探している本の名前は確か.....


「夕焼け、夕焼け....。」


ないなぁ。

探しても探してもないのでかなり諦めムードな私。


「花ちゃーん!!」


他の所を探していた川瀬くんがこっちにやって来る。


「あったぁ?」


「んーん。」


「そっかー。」


私の答えを聞いて残念そうに笑う川瀬くん。