『あ、悠弥おはよう』 『はよ。』 まるでカノンがいないかの ように二人は振る舞っている なんか朝から火花が散っているような…… カノンと悠弥を交互に見ながら あたしは呑気に思っていた だから、まさかカノンがあそこまでするなんて この時はまだ考えもしなかった ―――――――――― ―――――――― こんな毎日が過ぎて 気がついたら修学旅行が目前に迫っていた