『うわぁ、
乃愛の匂いでいっぱい』


「匂いって、もしかして
臭うの??」


『違う違う、
いい匂いだっていう意味だよ』




カノンって犬みたい




あたしはそんなことを思い
ながら


紅茶をいれた





――穂積さんに教えてもらったお父さんの思い出の紅茶を