寮に着いた時、
『乃愛と僕の部屋って
隣同士なんだね
後で遊びに行ってもいい??』
「えっ??」
『いろいろ話したい事が
あるしね、
それに……』
カノンが何かを言いかけた時にあたしの身体は後ろに引っ張られた
『悪いけど、また今度にしてくれるか??
俺が先約だから』
「悠弥??」
今日は何の約束もしてないのに
『僕でよかったらイギリスの
話を聞かせていただけますか??』
『いいよ
えーっと、キミは……』
『僕の名前は神崎翼、ですよ
香坂くん』
意味深な微笑みを浮かべている翼くんにカノンを任せて
半ば強引にあたしは悠弥の
部屋に入った