「はい、そうです!!」




日本語で話しかけられた事が
嬉しくてあたしは思わず
大きな声を出してしまった




「あ、ごめんなさい」


『大丈夫だよ

それよりもこんな所で
何をしてるの??』


「実は、今日転校して
来たんですけど
どこに行ったらいいか
わからなくて……」


『それなら僕と一緒に
行こうか』



「いいんですか??」


『もちろんだよ、
困っているレディを放っては
おけないからね』


「ありがとうございます!!」




あたしがそう言って微笑むと
その男の子の頬が赤くなった
ように見えた