「ふぇっ??」


『ばーか、
冗談に決まってんだろ??』




そう言って見せてきた手の中
には


さっきまであたしの指に
はめられていた指輪が
光っていた




「もー!!
本当に心配したんだから」




悠弥に背中を向けて通学カバンを拾おうとしたら




また悠弥に捕まった