その後の授業は全く頭に
入らずに



お昼休みになった






『乃愛ちゃ『乃愛、お昼一緒に食べよ』』


「カノン、」



満面の笑みを浮かべたカノンが立っていた



「食堂でいつもみんなと一緒に食べてるんだけど、いい??」


『僕は乃愛がいれば構わないよ』


「そ、そう」



納得いかない顔をした瑠唯くんを無視して


カノンはあたしの手を握ろうとした時



『行くぞ』



先に悠弥があたしの手を
引いて

そのまま食堂まで行った