『乃愛から離れろ』




俺は威嚇するように香坂を
睨んだ




『君こそ乃愛から離れなよ』


『てめえに言われる筋合い
なんかねぇよ』


『乃愛を泣かせるような奴に
言われる筋合いもないね』


『んだと……っ!?』




香坂の一言にムカついて
胸ぐらを掴もうとしたら


乃愛が香坂を庇うように
俺の目の前に立ちふさがった