『なぁ、陽香』


「何??」


『俺は陽香の事、めちゃくちゃ好きだった』


「なっ////

こんな時に何言ってるの!?」


『答えてくれよ
陽香は俺の事、どう思ってた??』



俺は陽香の手を握りしめた




「あたし、は……

翼くんが好き


今も、ずっと前からも」




やっと陽香の口から聞けた本音




本当だったら悲しくなるはず
なのに、


俺の心はひどく穏やかだった




『ありがとな、』




俺は陽香にお礼を行って
エレベーターに乗った