部屋に戻ったら茉莉菜ちゃんに
また迷惑かけちゃう……




そう思ってあたしがホテル
から出ようとした時、


誰かがあたしの腕を掴んだ




びっくりして振り返ると




「カノンっ!?」




いつもと違って恐い顔を
したカノンがいた




『こんな時間に、一人で
どこに行くつもり??』



「……関係ないじゃん、」




素っ気なく言ったらカノンが
両手であたしの肩を掴んだ