「おかえり、
早かったわね……って
どうしたの!?」




部屋に入ると涙でぐちゃぐちゃな顔をしたあたしを


茉莉菜ちゃんが優しく抱きしめてくれた




「……ふぇっ、
茉莉菜ちゃ~ん」




あたしは溢れる涙を抑えられ
なくて




「よしよし、」




そんなあたしの頭を茉莉菜
ちゃんがずっと撫でてくれていた