先輩はフッと笑うと

唇を離した


余裕たっぷりで
挑発的な目であたしを見るから


まだ息ができなくて、
目を逸らしてしまう


く……苦しいっ

…………死んじゃうぅ〜



「ったく…」


あたしを押し倒す形だった態勢を変えて

先輩はあたしの手を引いて
起き上がらせた