席を案内され、メニューを渡された。

「ご注文がお決まりになりましたら、お呼びください」

店員はそういうといなくなった。

「ほら、メニュー」

「…うん」

「結構いろいろあるんだな。なんか小腹も空いたし、これにしようかな…。梨沙は決めたか?」

「…まだ」

「そっか」

…また沈黙。
梨沙はなにか別の事を考えているようだった。
これでも、生徒会入って3ヶ月は経ってるからな。
少しは梨沙のことをわかってきたつもりだ。

「…梨沙?」

「…えっあっ」

「決めた?」

「…あっ」

まだ決めてないみたいだった。

「じゃあ俺が決めるぞ。小腹空いてる?」

「…まぁ」

「わかった。…すみません」

店員はすぐに来た。

「ご注文承ります」

「オレンジフレンチトーストとアイスカフェモカ、いちごパフェとアイスキャラメルラテを一つずつ」

「かしこまりました。ご注文の確認をさせていただきます。オレンジフレンチトースト、アイスカフェモカ、いちごパフェ、アイスキャラメルラテをお一つずつでよろしいですね?」

「はい」

「かしこまりました。少々お待ちください」

そういうと、店員はいなくなった。