「えっ、えっと
れ、恋愛だ、よねっ」


何故動揺してるんだ?

朝は普通だった。
入学式が終わってこれ…

ってことは

『一目惚れか……』


「……………っ」


照れてやがる
図星か


『そんなにイケメンだったの?』
でも
莉菜はあんまり顔からいかない方なんだけど…


「えっとね、イケメンなんだけど、優しいの…しかも、式中も面白い話してくれたり、教室行っても話してくれたり…」


式中は私語を慎もうよ、少年


『そか。仲良くなれるといいね』

「うんっ」

そのときの莉菜の笑顔は
桜の花びらが舞って
とても綺麗だった。