「とりあえず夏湖ちゃんに謝らなあかん。本間にごめん」

「………………………。」

私は訳がわからなかった。
なぜおばさんが私に謝ってるの?私とおばさんは初対面のはず、なのにこの数時間の間で謝られような事なんて身に覚えがない。

「この事はずっと英里子に言うなって口止めされてたんやけど話すわな。夏湖ちゃん昔はよく大阪来てたやろ?」

「…はい。」

「やのに急に行かんくなったやんかぁ、その訳知ってる?」

「いえ、知らないです」

おばさんは涙目ながら私の目を見て話てくれた。

「司と夏湖ちゃんは、小さい頃から仲良しで、やけどちょっと度が過ぎて………」