とみを忘れられないまま
時が過ぎていき冬になった。

とみと会う約束をして
待っていたら知らない男が一人きた。

ー遠藤怜央

後に真穂を本気にさせる人。

どんな話をしたかなんて覚えていない。
みんなで盛り上がっていた。
でも真穂の気持ちが簡単にとみから
離れるはずもなくだらだらした
儚い恋は終わらない。

ある日とみと二人で会っていたときに
とみから言われたことがあった。
「れおがお前のこと可愛いって言ってたよ。」
「…そうなんだぁ。」
真穂は完全に終わったと思った。
れおが真穂を気になると言うのは
とみが離れていく。
なぜならとみとれおは友達だから。
とみは真穂に振り向くはずもない。
だかられおを応援するに決まってる。
れおを憎んだ。
なんで可愛いとか言うの?

それからとゆうもの
とみからはれおのことを
聞かされるばかりで
カラダを重ねる回数なんて
なくなっていった。

12月のある日、一人の先輩から告られた。
れおと同じクラスの人。
特に恋愛感情もなく振った。
それを遊び半分でれおに言ったら
<あのさ、、やっぱゆわない>
中途半端に何かをいいかけそうゆうのが嫌な真穂は
問いただした。すると
<俺と付き合ってよ。>
MAILでゆうことじゃないと思って
さらっと流してしまった。

元日。

そろそろとみを諦めようとしていた。
何とか前みたいに諦めたかった。

1月10日。
友達の美南に頼んで無理矢理
れおに告らせてとみを忘れるために利用した。
真穂は最低な女だ。
相手は本気で愛してくれているのに。
そして付き合うことになった。

今思えばまさかこんなに好きになるなんて
思ってもいなかった。