初めて本当に好きと
思えた相手に振られた。

理由なんてわからない。

向こうから付き合って
って言ってきたのに…。
真穂はどん底に突き落とされた。
まだ14歳なのに
辛い恋愛を知った。

それから好きだった人と
関係が切れるのが怖くて…
カラダで関係を結んだ。

セフレでもいい…
ただ離れたくなかったんだ。

親友にも言われた。
「みーさんに尽くす真穂を
見てるのが辛い」ってね。

好きなのに忘れなきゃいけない恋。

その日から真穂は自分から
連絡をしないようにし
忘れるために必死だった。

そんな時にmixiで絡み始めた
同じ中学の先輩と会うことに。
名前は、とみ。
普通にかっこいいし
モテモテだろうと誰でも予想がつく。
でもチャラいのが唯一
ダメなところ。

うちに来て音楽聞いて
話も盛り上がり話題が
えっちなほうに。
好きだったみーさんにわ
ギリギリ処女は取られていない。

結局ノリでやることに。
今考えれば神経がどうにか
してたんぢゃないかと自分を疑う。
初めて二人きりになった相手。
別に付き合っている訳でもない。

処女を奪われて
真穂がとみを忘れられる訳がない。

真穂は叶うはずのない恋に落ちる。
相手は中3。
それにかなりモテる。
何度かカラダを重ねた。
とみは何とも思っていないだろう。
そう考えると胸が痛んだ。
恋はどうして儚いのだろう。
そんな思いが真穂の頭を
ぐるぐる回っていた。