トントンッ

肩を軽くたたかれて後ろを向く

「はい……?」

「うち、北見玲愛(きたみれあ)!!よかったら友達になって」

その子は大きな目に小さい顔……ととてもかわいい子だった

「うん!!よろしくね。えっと北見さん」

「玲愛でいいよ」

「玲愛ちゃん、あたしは羽唯で」

「ちゃんなんていらないよ」

「玲愛……?」

ニコッ

「羽唯、よろしく」

玲愛ってちょーかわいい

「羽唯?」

「あっごめん、玲愛ってちょーかわいいよね」

「そんなことないよ」

「玲愛は何部に入るつもり?」

「ぅ~ん、いまのところ陸上かな。羽唯は?」

「あたしはバスケ部に入るつもり」

キーンコーンカーンコーン

「あっチャイムだ」